個人的過集中との付き合い方
私はプログラミングやゲームに集中すると周りの音や様子が気にならなくなり、深く自分の世界に入り込むことができます。
ものの本によると過集中というものだそうです。
今日はその過集中の取り扱いを誤ったため家についてから3時間ほどは身体がだるく、生きた死体のようになっていました。
お風呂でゆっくりしたらようやく少し気力が出てきたので、今回は過集中について書こうと思います。
想定読者と要点
以下のような方の参考になるかもしれません。
- 過集中って何?よくわからない。
- 発達障害の特徴にはいいところなんてまったくないと感じている
- 過集中のときどんな感覚になっているのかを知りたい
要点は以下の通りです
- 過集中は生きる喜びと高い生産性を与えてくれる強力な武器
- 調子に乗るとほとんど抑うつ状態と同じような状態になる
- うまく付き合っていくためには意図的に集中しないことも必要
それでは本編スタートです。
私にとっての過集中
まずは過集中とは何ぞやというところから。
一口に過集中といっても感じ方は人それぞれだと思いますので、私にとっての過集中について書いていこうと思います。
長時間集中力を保てる超強力な武器
一度集中すると周りの環境がまったく気にならなくなります。
意識しておかないと声をかけられたことに気づかず、仕事中は上司からの呼びかけをスルーしてしまうこともあります。
この集中力をうまく使えればかなりの生産性を発揮することができます。
特に私が生業としているプログラマは集中して頭を使う仕事なので、ものすごく効果があります。
集中しているときの自分はかなり高い生産性をたたき出していると思いますし、周りの方々からもそう評価してもらっています。
過集中の時に感じていること
過集中の最中は身体と意識の境がなくなり、何かを考える一つの塊になっているような感覚になります。
実際にはキーボードで入力したり腕を組んで考えたりもしているのですが、そういう動作すべてが邪魔でまどろっこしいと思っています。
途中で電話の音を聞いたりすると心の中で舌打ちしますし、小さい声で独り言をぶつぶつ言ったりしています。
普段生きづらさを感じていたり周りに合わせるためにいろいろ考えたりしているためか、余計なことを何も気にしなくてもよいこの状態になると最高に楽しい気持ちになります。
集中した時の幸福感は、日常生活で色々な不自由さがあってもお釣りがくるくらい素晴らしい体験だと思っています。
生きる喜びを感じつつかなりの生産性をたたき出せる強力な武器。それが私にとっての過集中です。
使い方を誤るとその後数時間は呼吸するのが精一杯の状態に・・・
このように強力な武器なのでひたすら使っていきたいところなのですが、そううまくはいきません。
集中しているときはいいのですが、集中から抜けた時にものすごい反動があります。
私の場合、具体的にはこんな状態になります。
- ぼーっとしてしまい何も考えられなくなる
- 身体がずっしり重くなり、何もしていなくても気だるい
- 何に対してもやる気がなくなってしまう
この症状は抑うつ状態によく似ていると感じています。
とにかく何もできず、ただただ気だるい状態になります。
連続して集中している時間が長ければ長いほど終わった後の抑うつ状態が強く長く続きます。
強力だけどデメリットもある過集中とうまく付き合っていくために
とにかく過集中が終わった後の状態が辛すぎるので、私は反動がなるべく少なくなるよう行動しています。
あえて作業を中断して、集中している対象から物理的に距離を置く
具体的には、適当なタイミングであえて作業を中断しています。
例えば突然トイレに行ったり、職場の部屋の外を少し歩き回ったり。
集中する対象から物理的な距離を話すのが個人的な対応方法です。
たまに集中しっぱなしになってしまうこともありますが、体感としてはそれでも休息の効果があると思ってはいます。
周りの音を意識して聞くようにする
これは実用上、上司などから呼びかけられたときに反応できるようにするために始めました。
周りの音を聞くのは思考の邪魔になってしまいますが、誰かに呼ばれても反応できますし集中しすぎないためのいい対応方法にもなります。 *1
かなり意識しないといけませんが、実生活上のメリットもあるのでそれなりに効果はあると思っています。
全然ちがうことをやる
それでも明らかに集中しすぎてるなぁと思っているときは、集中していることと全然違うことをやります。
具体的には、今やらなくてもいいけどいつかやらなきゃいけないタスクをこなしたり、急ぎじゃない資料を作ったりしています。
意図的に集中を切るのでものすごく不完全燃焼感が残ってしまいますが、疲れすぎてしまうよりはマシかなぁと思っています。
クロージング
集中している時間が楽しすぎて、今日のようについついのめりこみすぎてしまうこともあります。
きっと過集中の時はものすごい量のアドレナリンとか脳内麻薬が出ているのだと思います。
あの状態になるためにプログラマをやってるところもあるし、私は過集中中毒にもになっているのかもしれません。
それでもいいやと思えるようになったのが自分自身うれしいところだったりしています。
ここまで見ていただきありがとうございました。 見ていただいた方にいいことがありますように。
*1:確実に私を呼びたいときには、私に見えるよう手をひらひらしてもらうようお願いをしています